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特集

2018-08-01 13:29:33

日本最大手ボドゲカフェオーナーは元ホスト? 代表『白坂 翔』に話を聞いた【第二回 教えて! ボドゲの神さま】

ゲーム好き俳優の榎ちひろと、ゲームデザイナー島津岳弘が、ボードゲームの神様たちに話を聞いていくインタビュー連載『教えて! ボドゲの神さま』。

第二回となる今回は、元自衛隊で元ホストという異色の経歴を持ち、現在全国に10店舗展開しているボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」を経営する株式会社ピチカートデザインの若き代表『白坂 翔』氏に、なぜボードゲームカフェの経営をすることになったのか、いかにして10店舗まで拡大したのか、そしてボードゲームキャバクラについての話を伺うことができた。

【お知らせ】なお、本インタビューはYouTubeチャンネルで近日中に公開致します。実際のインタビュー動画は下記チャンネルにて御覧ください。お待たせを致しまして申し訳ございませんが何卒よろしくお願いいたします。

チャンネル名:fGame -エフゲーム-「旧:無料ゲームクラブ」
URL:https://www.youtube.com/channel/UCzpFog9i6PfezFbKS_aEIkg

ボードゲームを知ってから半年後にはカフェをだしました

一同:島津岳弘と、榎ちひろの「教えて! ボドゲの神さま」

白坂:きつい(笑)。

榎:きついですか。

白坂:これ、きつくないですか。

榎:男三人でね。

島津:男三人でね。

榎:教えて言うて。

白坂:誰が考えたんですか。どっちが考えたんですか。

榎:僕ですね。

白坂:すごい。

島津:タイトル書いたのは僕なんですけどね。

榎:二人ですね。共犯です(笑)。

島津:共犯者ですね。我々が申し上げました。はい。今日から始まりました。

榎:二回目。

島津:二回目ですね。記念すべき二回目始まりました。この番組は、ひよこゲームデザイナーの島津岳弘と役者の榎ちひろさんが、ボドゲの業界に関わる神さまをお呼びして、いろいろなお話を聞きましょうという番組になります。よろしくお願いいたします。

榎:よろしくお願いします。

白坂:神さま?

榎:そうなんです。ちょっと自己紹介をお願いします。

白坂:JELLY JELLY CAFEの白坂です。よろしくお願いします。

(JELLY JELLY CAFEは日本最大手のボードゲームカフェ)

榎:もうボドゲを遊ぶためには、ボドゲカフェに行かなくちゃいけない。ボドゲカフェで、JELLY JELLY CAFEを知らない人はいない。それぐらいの神さまですよね。

島津:すごい、神さまとか。

白坂:神さまとかという言い方は、ちょっと悪意がありません、何か(笑)?

島津:ないですよ(笑)。

榎:神さまというか、白坂さんに逆らったら、もう生きていけない。

白坂:悪意ありません(笑)?

島津:それは、悪意じゃないですよね(笑)。手が届かない人のニュアンスですね。すごく高い所におられる方ですね。

榎:白坂さん、来ていただいて、本当にありがとうございます。今日はいろいろとお話を聞いていきたいと思うんですけれども、簡単な経歴といいますか。

白坂:経歴。

榎:はい。今の白坂さんになるまでの流れですよね。今はもう、どうですか。JELLY JELLY CAFEって全部で何店舗?

白坂:今、8店舗ですね。

榎:あと、TSUTAYAのやつとかも。

白坂:そうですね。姉妹店を入れれば、合計10店舗とかありますね。

(なんと、TSUTAYAとコラボした店舗もある!)

榎:これは、もう誰も逆らえないですね。

島津:今日はそういうノリなんですか、今日は(笑)。

榎:ええ、そうですね。今回も。

白坂:ずっと最後まで、そんな感じでいくんですか。うわ、めんどくさいな(笑)。

榎:僕は、そういうあれですけどね。すごいですね。でも、そこまで順調にというか、こうやってどんどん店舗も増やしていきましたけど、その最初の最初のきっかけというか、そもそもというところから教えていただけますか。

白坂:本当にボードゲーム歴がすごく短くて、短くてというか、ボードゲームを知った半年後ぐらいに、もうお店を出したんで。ボードゲーム歴でいうと、8年ぐらいなんですよ。本当に8年ぐらい前にJELLY JELLY CAFEもあったので、ボードゲーム歴はすごく短いんですけど。

榎:えー。その最初にボードゲームと知り合ったきっかけというか。

白坂:きっかけは、もともと私も「人生ゲーム」とか「UNO」「将棋」ぐらいしか知らなかったんですけど、ある花見のときに友人がボードゲームを持ってきてくれて、それが確か「ワードバスケット」とかだったかな。それで結構衝撃を受けたんですよ。

榎:何、これ?

白坂:そう。トランプと「UNO」以外のカードゲームは知らなかったんで、何だこれっていって、割とそのときも盛り上がって、そのときからいろいろちょっと調べ始めたら、すごろくやさんとかそういうのに当たって、「カタン」とか、「パンデミック」とか、そういうところを買い始めたんです。そうしたら、すごい世界があるなというのが、割と最初の最初のきっかけですね。

(白坂さんが衝撃を受けたしりとりがベースの名作カードゲーム)

榎:そこから、じゃあ遊び始めた、面白い、面白いと。

白坂:そうそうそう。

榎:で?

白坂:ただ、やっぱりかさばるし、友達を家に呼ぶのもなんかめんどくさかったりするんで、イベントをやりたいなというのがあったんです。

榎:ボードゲームイベント?

白坂:ボードゲームイベント。で、割とイベントは好きでよく開催していて、同い年飲み会とか、そういうなんかコンセプト飲み会みたいなことはやっていたので、割とボードゲームイベントいいなということで、友達のバーを借りて、ボードゲームイベントを月1ぐらいで開催していたんですね。割とそれも結構最初のほうのきっかけでして、それで結構お客さんも来てくれて、楽しんでくれたので、いつか店を持ちたいなとそのときは思っていたんですね。

榎:その半年後には、もう店……。

白坂:そうそうそう。

島津:早い。

榎:すごくないですか。

白坂:でも、そのときはボードゲームカフェとは言っていなくて、もともとウェブ制作、IT企業みたいなことをずっとやっていたので、いつか実店舗を持ちたいなみたいな夢があったので。その流れで、そういうコワーキングスペースみたいなこともやっていたので、お仕事もできるし、夜はお酒も飲めるし、私物のボードゲームも何十個か、そのとき30個ぐらいしかなかったんですけど、私物のボードゲームを置いているんで、いつでも遊びにおいでみたいな、そういう結構多目的カフェみたいなことをやっていまして。
そういう意味では、最初からボードゲームカフェどーんというわけではなくて、できることからみたいな感じで始めたのが、最初の最初のきっかけですね。

榎:ちょっと面白いですね。1回目のゲストの方が、リトルフューチャーの江見さんなんですけど、彼も前職というか、ウェブデザインをされていてというところから。彼は、ウェブデザインが、何で俺、こんなことやっているんだろうって嫌いになって、ボドゲを作るほうに変わったんですけど。
白坂さんは逆に、いわゆるウェブデザイナーとかというのは場所がどこでも、ノマドワーカーなので、そういった人たちがそうやって集まれるようなコワーキングスペース兼、持っていたボドゲがそこにも置いておいて、遊べるような、人が集まれるスペースにしようって、なんか全然違う、ここでパカッと分かれるわけですよね。
それが、いわゆる1店舗目のJELLY JELLY CAFE。

白坂:そうですね。渋谷店ですね。

(お一人様ご優待デーなんかもあったりして、一人でも相席でゲームを楽しむことができる)

元々うちが渋谷初のコワーキングスペースだったんですよ

榎:はあ。そこから、今では全部ボドゲカフェとして専門でやっていますよね。

白坂:そうですね。やっぱり途中まではボードゲームに、最初30個ぐらいしかなかったのが、徐々に100個ぐらいに増えていって。そうすると、仕事目的で来る人とボードゲーム目的で来る人が、もうがっつり分かれるんですよ。それで、真面目にカチャカチャワークしている隣で、学生たちがワーキャー騒いでいるみたいな、結構カオスな感じになったので、これはそろそろちゃんと棲み分けしないとなと。コワーキングスペースを別に移転するか、ボードゲームをどうしようかと考えたときに、もうコワーキングスペースをやめましょうと。で、ボードゲームカフェという。

榎:パキッと変えたんですね。

白坂:ちょっとそこで絞った。で、店の名前はそのまま変えずにというのが。

榎:なるほど。そのときにはもう、だってそうやって働いている横で、こうやってなんか「キャプテン・リノ」とかされて、ガシャガシャ、あ、すみませんとか言いながら、仕事にならない。

白坂:割と普通にありましたね、それは。

島津:トラブルにもなりかねない。

榎:お互いクレーム対象になっちゃったり。

白坂:そうですね。

榎:といったときに、ボードゲームカフェ専門にしたほうが、これは儲かるぞと。

白坂:まあまあまあ、そうですね。そういうことですね。

榎:お客さん的にはボドゲのお客さんのほうが、まあリピート率もあるでしょうしね。

白坂:まあ、あくまでこういったビジネス的なお話で、コワーキングスペースが今、結構都内を中心にはやっているんですけど、もともとうちが渋谷初のコワーキングスペースだったんですよ。割とそういう意味では、ボードゲームもちょっと今、新しい業界と言われているんですけど、当時はコワーキングスペースも何、それ? みたいなことを言われていたときに、一応渋谷初というのが売りだったんですよ。
で、やっていたんですけど、申し上げたとおりコワーキングスペースでもあるんだけど、夜はお酒も飲めるし、ボードゲームでも遊べるみたいな形でやっていたので、その後にがっつりコワーキングスペースが渋谷に増えてきたんですね。そうなってくると、割と差別化はそっちのほうがされているので、うちのコワーキングスペースとしての魅力がちょっと弱まっていたというような経緯がありまして。これ、このままコワーキングスペースに力を入れていくのは、あんまりよくないんじゃないかなということで、どっちも中途半端になってしまうと、どっちも死んでしまうからという流れで、舵をコワーキングスペースからボードゲームのほうにがっつり切ったという。

榎:なるほど。確かにコワーキングスペースは結構増えているし、そこでもうちゃんとドリンクとかもきちんと出してくれるところとか、あと居心地が良くて本当静かな、一日中カチャカチャできるというところが人気ですけど。なるほど。
じゃあ、そこで分かれたわけですけど、でも、そもそも先行者というか、コワーキングスペースも誰よりも早く渋谷で。

白坂:早めですね。

榎:バーンとオープンし、そしてまたボードゲームカフェも今でこそ、今年とか去年とか、結構乱立じゃないですけど、新しいカフェってどんどん今、後輩たちが。

白坂:後輩たち。

榎:白坂Pからすると若輩者たちが、どんどん軽はずみな感じでボドゲカフェを。

白坂:怒られるよ。本当に(笑)。

島津:どこかから怒られる(笑)。

白坂:軽はずみ、ひどい言われようですね(笑)。

榎:思いつきで、ボドゲカフェをやりたいんです。白坂さん、ちょっと教えてくださいみたいなね。

白坂:一緒にしないで。巻き込み事故が。

榎:巻き込んでいこうと思うんですよ。

白坂:怖い、怖い(笑)。

榎:そんな中、でも今でこそこうやって10店舗までそうやって増やしているというのは、それこそボドゲカフェに行こうというのも早めにパキッと決断できたからという。なんか考えると、誰よりもそういう決断力とか行動力というのがすごいある方ですよね。

白坂:新しいことが好きみたいなのがあって。だから、もうやり尽くされたところに後から行くよりは、これはもしかしたらいけるんじゃないかみたいなのは結構あって。

榎:だから本当、未開の地をずんずん突き進んでいけるパイオニアですよね。

島津:そうですね。切り開いて、後の人に道をつくっていくというパターンですね。

榎:で、後の人たちが、「白坂さん、ボドゲカフェやりたいんです」って言っているときには、もう焼け野原ですよね。

白坂:その声、誰だよ(笑)。

榎:白坂さんが、全部かっさらっていった後ですよね。

島津:確かに、二番手以降が取れるシェアなんて、業界全体で見たときには30%とか言われますしね。

(ボドゲカフェのオーナーとしてテレビにも出演している白坂さん)

子供の頃のゲームを好きだった気持ちを大人になって気づかせてくれたのがボードゲーム

(ボードゲームはゲームが好きだった童心の心を蘇らせてくれる)

榎:ってことですよね。いやいや、でも、すごいですね。そこから、でも今、ボドゲカフェ、JELLY JELLY CAFEもどんどん店舗が増えていってと。今は本当に切っても切れないじゃないですか。ボードゲームと白坂さんって。

白坂:今は、そうですね。

榎:だから、白坂さんにとって、人生においてボードゲームとはというところは。

白坂:とは。

榎:はい。

白坂:とは。何ですかね。

榎:金づるですかね、やっぱり。

島津:また、そういう(笑)。

白坂:もともと子どもの頃はゲーム自体は好きだったんで、ずっとデジタルゲームが好きだったんですよ。やっぱり大人になるとちょっと遠ざかっちゃっているところもあって、寂しかったところがあったんですけど、そのときにボードゲームに出会ったみたいなところがあったんで。やっぱり俺はゲームが好きだったんだって気付かされたみたいなところがあって。
やっぱりゲームの仕事をしたいなというのは、子どもだったらみんな思うじゃないですか。ゲームで食べていくみたいな。

榎:いや、僕も思ってましたからね。

白坂:っていう夢が、子どもの頃から僕も少なからずあったので、そういう道に進めたのは楽しいなと思いますね。

榎:なるほど。じゃあ、ある意味そういう夢がかなったとか、夢に近づいてそうやって今はやって、そういった楽しいボードゲームというので毎日お金を稼いでいるわけですけども。

白坂:そうですね。

島津:ちょいちょい挟んできますね(笑)。

榎:今後としては、そういった若輩者たちの、後輩たちのボドゲ、オーナーたちを統べる者として。

島津:統べる者(笑)。

白坂:そこまでじゃないですけどね。

ガチガチのボードゲーマーだけじゃなく、大学生とかがワイワイ遊べるような店にしたい

(店内ではガチ勢以外にも若い子、女性が多い)

榎:そうなんですか。そういうサミットも、なんか。

白坂:そうですね。ボードゲームカフェサミットっていう。まあ、名前はそんな大それてますけど、ただボードゲームカフェの運営者で飲み会しようぜってだけなんで。で、割と、「うちはこうやってるけど、どう?」みたいなことって、多分あると思うんですよ。うちも結構ありますし。
例えば、食事出してる、出さない問題とか、そういうことでうちも気になっていることとかを、他の方から勉強させてもらうみたいな。で、真似できるところは真似したいなと思うし、うちのノウハウは真似できるところがあったら真似してもらいたいなと思うので。

榎:じゃあ、発展のためのあれなんですね。

白坂:そうですね。本当に今、お客さんを取り合っている場合じゃないぐらい、市場が小っちゃいんですよね。まだ全然小さいんで、今は多分ボードゲームカフェを増やして、それでボードゲーム人口がどれだけ増やせるかが勝負みたいなところがあって。今は、ちょっと協力すると言うと聞こえはいいんですけど、あんまり期待するのはよくないかなと。

島津:関係者で、オーナー同士で情報交換して、次のお客さんたちをどうやって呼んでいくかということを真面目に考えるというあれですよね。

榎:だって、島津さんもね。

島津:はい、僕も参加させていただきますので。

榎:カフェのオーナーとして、やっぱりカフェのお客さんとのトラブルとか、こういうときどうしたらいいかとか、それなりにそうやっていろんな方たちが来るわけですから、そこでノウハウというか、そういったものもこうあって。でも、それがそれぞれのカフェが、もうそれぞれのノウハウを持っているわけですもんね、今。それを全部シェアすることによって発展していければという。で、そこで白坂さんの言うことを聞けないやつは、おまえ出て行けみたいな。あのカフェは、おまえらの、うちの連合とは違うからみたいな。

島津:こわ(笑)。でも、ちょっと一時SNSとかで問題になっていた、他のお客さんと遊ぶために来たのに、どうして遊べないんだ問題とか聞きますよね。

榎:だから、僕はどちらかというと人見知りなほうなので、何て言うんですかね、知らない人といきなりボードゲームを遊ぶというのにすごく抵抗というか、やっぱりおひとりさまでボドゲカフェに入っていくことの敷居の高さというか、そういうのは僕もまだ実はあったりして。でも、そういう人たちって世の中にいっぱいいると思うんですよね。
今でこそ、食べ物屋さんでも女性がおひとりさまで入りやすくなるように、食べ物屋さんも例えば横の人がわからないように衝立を付けていたりとか、いろんな工夫があるからこそ、おひとりさま人口が増えていっている。だから、ボドゲカフェもきっとそういう対策っていうか、なんかそういうのがいろいろあると、いや、ちょっと恥ずかしくてっていう人たちが一気にそこに行くようになると、人口増えますよね。

島津:増えますね。今、ちょっと敷居の高い居酒屋みたいに言われたりしますからね。知ってるし、あるのもわかっているけど、一人とかで行くのはちょっと。それがなくなってくれると、業界的にね。

榎:もっと盛り上がるし。やっぱそこでボドゲカフェで出会って、結婚しましたみたいな。この家庭、ワーカー一人増えましたみたいなね。それが言いたかっただけですけどね(笑)。

白坂:確かに。

榎:ありますよね。そういうのがあると、カフェとしてもうれしいですよね。なんかね。

島津:もともとゲーム業界は、ゲームを遊んでいるサークル同士でお友達同士結婚って、昔からよく言っていますから。そのきっかけがカフェとかでもお手伝いできるんだったら、面白いことになるかなと思う。

榎:それがJELLY JELLY CAFEって、本当おしゃれじゃないですか、カフェが。だから、そこに集まるお客さんも、何て言うんですかね、ちょっとオシャンな。

白坂・島津:オシャンな(笑)。

榎:お客さまが集まると思うんですけど。それで、なんかそういうテーマとかあるんですかね。狙いとか。

白坂:そうですね。やっぱりうちもオープン当初は、あんまりそういう若い男女が集まる店ではなくて、結構言葉を選ばずに言うと、もうガッチガチのボードゲーマー。ボードゲームを持参、集まる場所みたいな形だったんですけど、もう9割男性。

榎:インストしてたら、途中で挟む人ですね。

白坂:まあまあ、そういう人もいるかもしれないですけど。

榎:「白坂氏、それはあれじゃないかね」みたいな。

白坂:そうだ、古い(笑)。

榎:そこで止まっちゃってるから。

白坂:9割ぐらいは男性だったんで、もともとボードゲーム好きな人が集まりやすかったのでしょうがないんですけど、これをもうちょっと年齢層を下げたいですし、男女比ももうちょっと大学生とかがワイワイ遊べるような店にしたいなという思いが気持ちとしてあったので、割とそれは、店づくりというのは心がけていましたね。

榎:なるほど。なんか、じゃあやっぱりそこは狙ってちゃんとそういうイメージとか、カラーとか、そういうのをつくっているというね。

白坂:そうですね。

榎:天才ですよね。

白坂:ボードゲームカフェっていっても、行ったことない人には未知じゃないですか。

榎:未知ですよね。

白坂:でも、やっぱりそこをなんか、ただの一つのコンセプトを、例えば猫カフェとか、猫カフェは猫がいるカフェだよね、ボードゲームカフェはボードゲームで遊べるカフェだよね、ぐらいのライトな気持ちで来れそうな見せ方をちょっと、店づくりというか、あとホームページだとか、そういう見せ方を心がけましたね。

スタッフはお客さんとの距離感の上手さや、愛想の良さを重視

(気さくな店員が優しく教えてくれるのでボドゲ初心者でも安心だ)

榎:なるほど。っていうことは、そこで働く店員さんとかも、あんまりちょっとブサイクは採用しないみたいな。

白坂:ブサイクだからって(笑)。でも、全然、愛嬌のいいブスっているじゃないですか。

榎:ちょっといいんですか、そんなこと言って(笑)。

白坂:いや、うちのスタッフの話じゃないですよ、別に。例えば。無愛想なイケメンと愛嬌のいいブスだったら、愛嬌のいいブスのほうが絶対いいんですよ。わかります?

島津:わかります。

榎:いや、これはブスの皆さんに(朗報)。

白坂:いや、ブスの皆さんっていう単語は、セリフはある?(笑)

島津:掘り下げるか(笑)。

白坂:これ、例えの話ですよ。

榎:そうですね。これ、ばっさりカットになったらすみませんね。ひどすぎるっていう(笑)。

白坂:例えばの話ですね。本当にうちも採用面接するときに、「ボードゲーム500個知ってます、インスト任せてください」って言ってる、ちょっとコミュニケーション能力の低そうな人よりも、「ボードゲームは最近知ったばっかりで、10個ぐらいしか知らないけど、頑張ります」っていう活きのいい好青年だったら、活きのいい好青年がいいんですよ。そういう意味では、インスト力というか知識量があればいいというよりも、お客さんとの距離感だったり、愛想の良さだったりするほうを、うちは重視しているので、という意味では顔じゃないですね。

榎:だから、ああいういい雰囲気なカフェが生まれるわけですね。ちょっとそうやって優しくああで、こうでと教えてもらうと、じゃあ、帰りこれ1個もらっちゃおうかなって。じゃあ、これいただくよってなっちゃいますからね。いやあ、本当素敵。だからこそ、こんな店舗が10個に増えるわけですね。だいぶ稼いでるわけですね。

白坂:でも、やっぱりボードゲームカフェを運営されている方はわかると思うんですけど、そんな儲かるビジネスではないんですよね。

榎:そうなんですか。

白坂:やっぱり、何だろうな。なんか他のいろんな業態とか、普通のカフェとか、居酒屋とか、バーとか、いろんなお店がありますけど、ラーメン屋とかね。ボードゲームカフェの客単価と回転率とかを考えると、やっぱり見えちゃうんですよ、上限が。

榎:確かに、ラーメン屋さんの単価と回転率だと1日でダダダッていきますけど。だって、ボードゲームを遊びたい人は、一日中遊べたら遊びたいわけですから。しかも、それが安く遊べるカフェだったらさらにうれしくて、一日いるよと。で、一日料金とかフリー料金とか払って、飲み物を飲んだり、おなかすいたしっていうんで食べ物を食べますっていっても、まあ上限って決まっていますよね。

白坂:まあまあ決まっちゃうじゃないですか。

榎:確かに。

白坂:居酒屋だったら1人5,000~6,000円とかいくかもしれないけど、ボードゲームカフェはそうはいかないので。そうなってくると割と、満席になったけど売り上げこれくらいかというのは、多分どこのボードゲームカフェも抱えている問題というか。という意味では、利益は出ているとはいえ、メチャクチャ儲かってるっていう所は、そんなにあんまりないんじゃないかな。あんまり夢のないような話で申し訳ないんですけど。

榎:JELLY JELLY CAFE以外はあんまりないということですね。

白坂:いやいやいや(笑)。聞いてました?

榎:ええ、聞いてました、聞いてました(笑)。

白坂:っていう感じはしますけどね。

榎:おまえらはうまくいかないぞっていう、そういうあれですよね。

白坂:けん制? けん制パンチじゃないですね(笑)。うちも含めて、割とそういうところがあるかなという感じなんで。うちも結構、土日とかに満席になってくれるから利益出ているけど、満席じゃなかったらやばいなっていうのがあるんで。それって結構つながるというか、満席になってやっと黒字って、結構きつくないですか。

榎:きついですよね。だからこそ、やっぱりそれはサミットでちゃんとそのノウハウとか、健全にカフェが経営ができないと、だってお客さんが増えるとか、定着とかいかないわけですから。

白坂:そうなんですよね。あと、やっぱり閉店している店も少なからずありますので、そういうニュースを見てしまうと、なんか業界的にも、あれ、もうブームも終わっちゃったのかなという印象にもつながっちゃうんで、あんまり業界としてもよくないし。

榎:せっかくボドゲカフェのオーナーになって、大好きなボドゲでお客さんと一緒にっていって、でも、すみません、閉店のお知らせっていうそのオーナーって、もう本当かわいそうなね。

島津:心苦しい話ですよね。

榎:そう。なんかね、その方のことを思うと。一念発起してカフェをオープンしたのにっていうのがあるわけですけども、そういった方々を一人でも減らしたいというか。

白坂:そうですね。それは、思いますね。

島津:やっぱりゲーム好きが高じてやられる方が多いと思うんですけど、それイコールで経営とか店舗運営ができるというのは別の話ですから。

白坂:そうですよね。

島津:好きだからやりたいっていう熱意はあるんだけど、今までそういう下積みじゃないですけど、経営経験がおありだったりとか、店舗運営経験がおありだったらいいとは思うんですけど。そこで飛び込んできちゃうと、やっぱり現実はちょっとみたいなところはありますけど。知ってれば防げたことですから。

榎:それ、だってね、ラーメン大好きだからラーメン屋さんオープンしましたみたいな、素人のラーメン屋みたいなもんですからね。

島津:修業してないというね。ラーメン屋で修業をせずに、ラーメン屋を起こしたようなものだから。

榎:それは厳しいですよね。ちゃんとこれとこれとこれがわかってないといけないよとか、ここは押さえておこうねみたいな、そういうのがわかってないと、やっぱりうまくいかないというのは。そこが、サミットに行って、白坂さんにみかじめ料を払うと。

白坂:みかじめ料(笑)。

榎:そういった制度があったら、いろいろとこうね。

白坂:主催ってわけじゃないですからね。主催グループじゃないですけど、何人かでやろうよって話をしたんで、僕がトップってわけでも全然ないんですよね。

島津:連名になっていましたよね。

榎:そっかそっか、なるほど。その中の首脳陣の一人と。

白坂:まあ、そんな感じですね。

島津:言いだしっぺというか、発起人というか。

榎:ですよね。でも、それによってボドゲカフェ自体がまた変わっていくと、ボドゲの未来が明るくなっていきそうですね。

島津:そうですね。そういう、うちもそうですけど、近くに店舗があるのは知っているけども、お互い、どっちかが行こうというアクションはしないからね。

白坂:そうですよね。つながっていけないんですよね。あんまり時間もとれなかったりすると。

島津:そうそう。お互いに忙しいタイミングは土日とか決まっていますし、あいさつに行って地域で密着して、その地域を盛り上げていこうみたいな動きにもっていけるのが本当は一番楽しいし、みんなにとっていいと思うんですけどね。

榎:でも、そういう意味では本当に横の情報がそうやってできるとか、知り合える、オーナー同士がちゃんと顔見知りになれるというのは、すごくいいことですよね。

島津:いいことですね。しかも、ありがたいことに開催日も日曜日の夜という、ちゃんと配慮してくれたりして、本当にありがとうございます。

ボードゲームキャバクラ…今年中にありえる?

(ボドゲキャバクラの話になりテンションが上がる一同)

榎:明るい未来がなんか待ってそうですけど、その未来と言えば、今後考えていることとしていろいろとありますかね。ちょっと前にあったのが、キャバクラ。

白坂:キャバクラ、ボードゲームキャバクラ。

榎:はい、キャバクラ。

白坂:ああ、そんなやつがありましたね。

榎:これ、いつオープンするのかって、本当ずっと。

白坂:でも、オープンしたら行きます?

榎:ああ、行きます、行きます。

白坂:え、本当に?

榎:1回は行きますよ。

白坂:「アグリコラ入りました!」とか。

榎:「アグリコラ」入れるの、その子に? 「え、私、アグリコラほしい」みたいな(笑)。

白坂:違う違う違う。プレイに。

島津:「アグリコラ」持ってこられても、確実に6時間ぐらいもう席を取られるという。

(農場を作る名作ボードゲーム「アグリコラ」是非女の子と楽しみたいゲームだ)

榎:そこでね。

島津:そこで悩んでしまうね。

榎:やばいですよね。

白坂:「延長ですよね、終わってないですよね」って。

島津:言われちゃう。「フタリコラでやりましょう、フタリコラ」で。1時間ぐらいかかる。1時間ぐらいならいける。

白坂:確かに。キャストの子はオモゲーを勧めたがる。

榎:勧めたがるっていうね。いいですね。で、ご指名でね。

島津:ご指名でね。「あの子とカタンがやりたい」とか。

白坂:いいですよね。

榎:いや、いいじゃないですか。

島津:ちょっと楽しくなってきた。

榎:じゃあ、それやりましょうか。

白坂:そうですね。「カタン」の構想でね、シャンパンつけたりとか。

榎:じゃあ、鉄とシャンパンを交換しましょうか(笑)。

島津:交換しましょうみたいな(笑)。

白坂:海1枚と鉄1枚とシャンパン。

榎:シャンパン(笑)。それ、未来があるな。

白坂:いや、でも面白い。多分メディア取材とかは割と入る。入るのかな、まあまあ。

榎:いや、それは前代未聞ですからね。

島津:新業態ですね。

榎:今までやっていないことを誰よりも先にやるのは誰だってね。そういうパイオニアは誰がする、やっぱり白坂Pだってなりますからね。

白坂:誰もがやっていないことをやりたいっていうのは、やっぱりありますね。誰かやっていないなら、最初にやりたいなっていう気持ちは、ちょっとあるかもしれないですね。

榎:だって、ボドゲ知って半年後にJELLY JELLY CAFEですから、この放送、これの半年後にはもうキャバクラは。今年中にはできているかもしれない。

白坂:JELLY JELLY CAFEのブランドイメージと結びつけたりすると、ちょっと難しいかもなとは思うんですけどね。

榎:じゃあ、全くJELLY JELLY CAFEとは全く分けて、名前を全然。

白坂:そう。分けて、白坂個人でやるのかもしれないですね。

榎:なんか、ジュルジュルキャバクラみたいな、そういうなんか全く違う名前に。

白坂:きったねえ名前だな(笑)。

島津:なんか、もうちょいあるやろってね(笑)。

榎:ジェリカフェじゃなくて、ジュルキャバみたいなね。なんかそういう、全く違う名前のほうがいいですよね。

島津:全く違うブランドとしてやっていくんだったら。

白坂:まあ、なしじゃないですね。

島津:確かに近くにあるのを知っていて、駅で帰り道、まだちょっと時間に余裕があるなって、近所のラーメン屋で食べるか、ボドゲキャバ行くかって言われたら、まあ1回ぐらい行きますよね。まず行って、考えますよね。

榎:そうですよね。やっぱそうですよ。

島津:お気に入りの子がいたりとか、この子と「ふるよに(桜降る代に決闘を)」やったらめっちゃおもろいやんみたいなね。

榎:みたいなね。

島津:誰々ちゃん指名で「ふるよに」を、みたいな。

榎:なんなら、最初からもう「ふるよに」の恰好をしているわけですよ。

島津:コスキャバですかね。

榎:そう。コスキャバはありですよね。

島津:ありですね。

榎:メイド喫茶も、なんかもう頭打ちって言ったらあれですけど、できること限られているじゃないですか。これ以上の距離感を縮められないじゃないですか。

白坂:まあ、そうですね。風営法がありますからね。

榎:ね。でも、そこがキャバクラという形態にすると、風営法はもうしっかりクリアしているわけですから、あんなこともこんなこともできるぞっていう中でオープンするわけですから、これはもう未来がありますよね。

島津:(笑)。すごい真剣な。すごい行きたいんだなという気持ちは伝わってきました、今。

白坂:この話を最初からしたかったんや感がすごい。

榎:やっとできたみたいなね。

島津:これがしゃべりたかったんやでという。

榎:これで満足ですね。ただ、キャバクラがあるんだったら、その男性版もなんかね。

白坂:あってもいいかもしれないですけどね。

榎:ホストっていったらちょっと雰囲気あれですけどね。

白坂:まあ、ホストはちょっと違うかもしれないですね。

榎:まあ、ホストで白坂さんにかなう人はいませんからね。

白坂:いやいや。あんまり需要がないかもしれないですね。

榎:じゃ、もっとかちっとした執事みたいな。

白坂:そうですね、そっち系だったら。

榎:で、「お帰りなさいませ」って言って。「アグリコラを、もう並べてあります」。

島津:インストさせていただきます。みたいな。

榎:もう、すぐできますので。そういうのだったら、ありじゃないですか。

島津:そうですね。池袋あたりにありそうですね。

白坂:池袋あたりにあってもおかしくないですよね。

榎:じゃあ僕、ちょっと履歴書持って、面接に行きますわ。

島津:あったらね。執事ボードゲームのカフェって。

榎:いや、楽しみだな。いや、未来が広がりました。僕の(笑)。

島津:主に榎さんが喜んだ30分でございましたが。

おわりに

榎:いやいや、あっという間でしたけど。

島津:あっという間でしたけど、楽しいお時間でしたけど。

榎:最後に何か言い残したことというか、何か。

白坂:言い残したこと、何ですかね。

島津:これだけは伝えておきたいという。

白坂:そうですね。やっぱりこれを見ている方というのは、ボードゲーマーの方ってこと?

榎:(それ)か、もっと広い方が見ていただけているのだと。

白坂:最近、フランチャイズ店舗に力を入れていまして、今も募集は来ているんですけど、やっぱりやりたいなって思っている人って結構多いんだなって印象なんです。ただ、自分でゼロからやるのはちょっと難しいなって方も多いんで、割とフランチャイズという手はありだと思っているんです。
で、今、実際にフランチャイズ店舗が下北沢と水道橋と立川と名古屋の4店舗あるんですけど、今のところ4店舗とも順調にきていまして。なので、フランチャイズでやりたいという方は、ぜひこちらまでご連絡いただければ。

榎:これ、後から編集して、こちらまでということで(笑)。いや、もう出るかもしれないですね。いいですね。じゃあ、フランチャイジーにしてしまえば、全部白坂組でね。

白坂:白坂組(笑)。反社感がすごい。

榎:白坂商店が、全部うわーっと。

島津:反社会的団体になっていますけどね(笑)。

榎:それは最初の一歩としては行きやすい。

白坂:やっぱりお店を増やすというのは手っ取り早いというか、ボードゲーム人口を増やすという目的を達成する上では手っ取り早いので。

榎:受け皿がね。

白坂:うん、そうそうそう。

榎:なるほどなるほど、わかりました。じゃあ、ぜひ白坂組に、君も入ってみよう。

島津:入ってみないか。

榎:入ってみないか。

白坂:やだなぁ、その言い方。反社感がすごいな(笑)。

榎:ということで、うまくまとまりましたかね。

白坂:まあまあ。70点。

榎:70点。ありがとうございます。

島津:まとまった。

榎:ということで、第二回のゲストは、JELLY JELLY CAFE白坂さんでした。どうもありがとうございました。

白坂:ありがとうございました。

インタビュー情報

島津岳弘:
創作集団タルヲシル株式会社代表。「タルオシルゲームズ」ブランドでボードゲームの制作と、ボードゲームカフェの運営を行っている。
12年間飲食業を渡り歩きながら漫画家を目指していたが芽が出ず、webデザイナーを経て創作集団タルヲシル株式会社を創立する。
サービス業を極めて得た経験から、「常にもう一歩進んだサービスで120%を納品する」がモットー。
2017年12月、ボードゲーム「キズナと螢の物語」をリリース。3月に朗読劇の公演、7月にスマートフォンアプリCOMICOでのマンガ連載、8月に中国語版のリリースなど、広がりを見せるタイトルとなっている。
http://talosil.com

榎ちひろ:
ゲームデザイナー、役者。
1992年から演劇活動を開始。福井工業高等専門学校を卒業と同時に大阪に移動し、野外劇やアングラ劇、プロアマ問わず多数の劇団の公演を観劇し視野を広げる。
1997年には福井に戻り、劇団を設立。旗揚げ公演では400人を動員。以後公演毎に新しいファンを増やし、精力的に公演を行う。
また同年からイベントMC、テレビCMナレーション、テレビCM出演。
テレビ番組でもレギュラー番組を持ち、出演番組は500本以上、テレビCMナレーションに関しては1000本以上経験している。
2018年3月、ボードゲームを原作とした朗読劇「朗読劇キズナと螢の物語」では主役の禰宜田正義役を演じた。
https://enokichihiro.themedia.jp/

撮影場所:
「ボードゲームカフェ ムスビヨリ」
上野駅入谷口から徒歩1分!
和風まったり隠れ家系のボードゲームカフェです。
創作集団タルヲシル株式会社が運営しています。
http://musubiyori.cafe

東京都台東区上野7-7-5 東欧ビル5F

株式会社ピチカートデザイン PIZZICATO DESIGN, INC.
HP(http://pizzdesign.com/

ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」
HP(https://jellyjellycafe.com/

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