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2018-08-17 12:42:50

暗黒を従えし実況の男、株式会社ゴッタニ代表『柳川一隆』が語る、ボードゲームにかける思い【第三回 教えて! ボドゲの神さま】

ゲーム好き俳優の榎ちひろと、ゲームデザイナー島津岳弘が、ボードゲームの神様たちに話を聞いていくインタビュー連載『教えて! ボドゲの神さま』。

第三回となる今回は、ゲームの企画・制作・販売をおこないこれまでに約30タイトルをリリース、また高田馬場でボードゲームカフェの経営をしている株式会社ゴッタニの代表「柳川一隆(ばろぬ)」氏に、ボードゲームカフェを経営するにまでの経緯とゲームに対する思いを伺った。

【お知らせ】なお、本インタビューはYouTubeチャンネルで近日中に公開致します。実際のインタビュー動画は下記チャンネルにて御覧ください。お待たせを致しまして申し訳ございませんが何卒よろしくお願いいたします。

チャンネル名:fGame -エフゲーム-「旧:無料ゲームクラブ」
URL:https://www.youtube.com/channel/UCzpFog9i6PfezFbKS_aEIkg

暗黒期を経て30タイトルリリース!

(高田馬場ボードゲームカフェ「GOTTA2 CAFE」)

一同:島津岳弘と、榎ちひろの「教えて! ボドゲの神さま」

島津:というわけで始まりました。この番組は、ひよこゲームデザイナーの島津と、役者兼ゲームデザイナーの榎ちひろが、ボドゲ業界に関わる神さまをお呼びして、いろいろとぶっちゃけ話を聞き出そうというような趣旨の番組です。ということで、本日のゲストをご紹介します。

柳川:GOTTA2 CAFE店主、柳川こと、ばろぬです。よろしくお願いします。

島津:お願いします。

榎:もう僕らは何と呼びますか。柳川さんか、ばろぬさんか。

柳川:もう、どっちでも大体大丈夫です。

榎:大体、大丈夫で。

柳川:島津さんと話すときは、普通に柳川さんとかになってますよね。

榎:じゃあ、名前で、柳川さん。

柳川:はい、もう柳川さんで大丈夫です。

榎:お願いします。

柳川:よろしくお願いします。

井上:お願いします。

榎:そして、もう一人、紹介しないといけないんですけど、前回までが、男、おっさん三人で、むさいっていうところで。

島津:言われましたね。

柳川:大変ですよ。

榎:アシスタントをね。

井上:はい、突如投入された、ガヤ担当、井上こころです。よろしくお願いいたします。

(なんと今回は男だけじゃない!?)

榎:見てください、絵がね。

島津:絵がね、すごく素敵。いいですね。

柳川:放送事故じゃないですか(笑)。前回の瘴気の濃さで、メンズ、メンズ、メンズだったんですか。

榎:そうです。こうやって「教えて! ボドゲの神さま」って。

柳川:「ボドゲの神さま」って、女子もいないのに?

島津:いないのに。絵づらがひどいと。

榎:やった後、みんな死んだような顔になるんです。

柳川:それはなりますね。見ているほうも、多分そういう意味で面白かったと思います。そういう意味では。

榎:そうか。じゃあ、面白さがなくなってしまいましたね。

柳川:いや、いや、いや、そんなことないです。

井上:大丈夫です、自分、ガヤなんで、なるべく薄めにいるんで大丈夫です(笑)。

榎:わかりました。じゃあ。

柳川:こころちゃんがね、楽しいって言えばね。

島津:こころちゃんは楽しく笑っていてくれれば、それだけでいいんだよ。

柳川:最高。

島津:君の笑顔が見たいだけなんだもん。

井上:呼ばれたときに、「何をしゃべればいいんですか?」って聞いたときに、「大丈夫。ちひろさんが9割しゃべるから」って(笑)。

柳川:僕も、それ聞いてました。

榎:いや、いや、いや、おかしいですから(笑)

井上:聞いてたから、だから、なんとなくガヤ入れていればいいよっていう話で。

榎:違います、違います。この趣旨は神さまのお話を聞いていくものですので、今回、9割は柳川さんのね。

柳川:ちひろさんの地方局での活躍とか(笑)。

榎:もう、それは本当に言えることから、言えないことから、いろいろありますけれども、今回は柳川さんのね。

柳川:そうでしたか。そうですね、はい。

榎:いろいろお願いします。

柳川:はい、よろしくお願いします。はい、ようやくスピードが出てきました。

井上:はい、いいですね。

島津:出てきましたね。

榎:まず柳川さん、自分でカフェもやりながら、こうやって目の前にありますけど、こういうゲームをどんだけ出してるんですか、これ?

柳川:大体30タイトルぐらい。

榎:すごい。

島津:30タイトル?

柳川:はい、だと思います。

榎:天才。

(人気「SQUARES」シリーズの5、デッキ構築型陣取りゲームだ)

柳川:いや、いや、でも、何と言うんでしょう、見せられないやつもありますので。

榎:放送できない?

柳川:放送できないやつ。

榎:アメリカのお土産のトランプみたいな、ああいうみたいな。

柳川:ああ、そっち?

榎:そうじゃない?

柳川:そっちというよりかは、何かちょっとね、だまでつくっちゃった版権ものとか。

榎:ああ、そういう。

柳川:初期作品が、5作品目ぐらいまでそういう感じだったので。

榎:若かった、あのころ。

柳川:若かった、あのころ。

井上:5作品、割といきましたね。

柳川:そうなんです。これ、あれですけど、そのときに一番最後の作品がめっちゃ売れたんですよ。乗っけたIPが良くて。

榎:それ、言えるんですか、何って?

柳川:これ、後でピーッてやるやつですか。

榎:やらないです。

柳川:やらない?

井上:無修整でお送りしてます。

柳川:「●●樹の迷宮」みたいなやつを。

榎:今、ちょっと。

柳川:「Solitaire」っぽい感じの、いい感じのダンジョンゲームにしたんですよ。もうこの時点でばれてるな。なんか、バンバン売れて。そのときに、ゲームが面白くて売れたのか、IPが良くて売れたのかで。

榎:元ネタがということですよね。

柳川:そう。紛糾して、そのときにそり込み入ってて、若かったんで、ブーンブーンブブブーンっていう感じだったんで。

榎:やばい、盗んだバイク。

柳川:もう、本当に。

島津:夜の校舎をね、窓ガラスを壊して回る。

柳川:窓ガラスを壊して回る。そう、そう。壊して回っちゃう、もう磨いちゃうぞ、はい。

榎:どういうこと?

柳川:いや、わかんない。

島津:磨いてから壊すの、壊してから磨くの?

柳川:どっちでもいいぞ(笑)

島津:どっちでもいいの(笑)

柳川:要するに、ゲームをつくるっていうところに、ちょっと「俺たちは、そういうのでいきてえんだ」みたいなのをイキっちゃったんで、そこからGOTTA2をきちっと、いわゆるオリジナルのゲーム制作集団としてビシっとしてこようと。
ようやくわかった。さっき、ちょっと僕、活動の前段の部分が一瞬あやふやになっていたの、そこっすわ。

榎:そうか、打ち合わせのときにね。いつからやってたか、その時代、暗黒の。

柳川:そう、暗黒の時代を勘定するの忘れてた。ああ、思い出してきた、思い出してきた。

榎:OK。じゃあ、みんなでわかりやすく整理していきたいんですけども、大体30タイトルぐらいつくってますが、その歴史というか、何年ぐらい前から。

柳川:ざっくりFacebookが日本に乗り込んできたぐらいから、ゲーム屋さんとしてはちゃんと働いてまして。

榎:ちょっとザッカーバーグに聞いてみます。あれ、いつでしたっけ?

柳川:すみません。なんか、ちょっとすぐ聞けます? 株価の話とかあるんで。
それで、前の部分でまたちょっとゲーム以外の仕事をしたりとか。あと、それより昔になると、ちょっとゲーム実況、ゲーム実況っていっても、もうそのころだとFPSとかのあれなんで、競技実況になるんで、いわゆる皆さんが知ってるようなゲーム実況じゃないんですけど、どちらかというと競馬とかに近いという、eスポーツ系のでやってたりとかが一番最初ですね。
それから、つらつら、つらつらとなって、デジタルのゲームは1回あれにして、ゲームカフェになったと、そういう感じですね。

榎:つまり、デジタルゲームに先に携わってた?

柳川:そうですね。ずっとデジタルゲームでご飯は食べさせてもらってましたね。本当に、ありがとうございました。

榎:それは、誰に対しての感謝か分かりませんが、そのころの先輩たち。

柳川:はい、感謝しております。

榎:それは、どの会社に感謝しているんですか。

柳川:なるほど、なるほど。言わないぞ!!(笑)。ちょっと、いろいろあるんでね。多分、もう「ああ、ね」っていう、みんな。はい、以上です。

(言わないぞ!!)

榎:打ち合わせでは聞きましたが、誰もが知っている会社でしたね。

井上:どうしても聞きたい方は、直接GOTTA2 CAFEに。

柳川:に行きましょう。

榎:なるほど、なるほど、うまいな。

柳川:ありがとうございます。

榎:という、いろんな経歴をお持ちで。だから、デジタルゲーム系でも10年ぐらいは経歴があるんですね。

柳川:そうですね。大体、アプリをつくったりですとか、そういうのをやったりですとか。傍らで、そのあれで、ずっとライフワークとしてはアナログゲームを続けてきたという感じですね。

榎:つまり、ちょっとかぶってるんですよね。

柳川:ずっとかぶってましたね。

榎:しかも、そのスタートが大学の途中で始まったんですよね。

柳川:はい。もともと、渋谷のほうに日本で初めてPCバンができるっていう話があって、そこでいろいろ働かせてもらえるっていうことで、1回ちょっと大学をぴょっと抜けまして、四の五のとやっておりましたら、ゲームでこっちが立つやつが欲しいって言われて、当時FPSの従量課金でちょっと店舗をやりたいって、もう10年以上前ですよ。10年以上前に、FPSの従量課金でアーケードやりたいっていう会社がありまして。

榎:なんか、マッピーか何かが来たんですよね。

柳川:そうですね。マッピーとか来たんですよ。もう、ぐいぐいですけど、大丈夫ですか。

榎:大丈夫、平常運転。

柳川:ああ、平常運転ですか。なるほど、なるほど。それで、ちょっと雇われまして。

井上:言葉が濁ってきた(笑)。

柳川:某社でね、某社でね。よし、大体わかってきたぞ(笑)。この番組の空気感が。

島津:ぐいぐい来ますよ(笑)

柳川:ぐいぐい来るぞ。それで、そこからスタートなんですね。

榎:そこからスタート。それは大学を中退したっていうことですか。

柳川:そうですね、中退しましたね。

榎:つまり、大学に通うよりも、こっちのほうがもう金になるなと。

柳川:そうですね。そう、マッピーがね。マッピーがSwitchしました。やばい、本当にもう。「ひっくりガエル」、Switch入れますからね。イエーイ。

榎:ダメダメ、それは最後に聞く話です。飛ばすのやめてもらっていいですか。

柳川:すみません。

島津:最後の告知ですから。

榎:何で最後の告知を、今、言うんですか。

柳川:いや、いや、マッピーでSwitchって、ぶっ込んでくるから。

島津:言わせられた感、半端ない。

柳川:半端ないですよね、半端ないですよね。

榎:違う、違う。今、本当に、最初の1個目ですよ。経歴の話ですよ。大学を中退しました。デジタルゲーム系に行きました。もう10分たってるよ(笑)。

柳川:ちょっと待って。

井上:経歴がボリューミー過ぎて。

柳川:わかりました、これ、さくっといきますから。
大学中退しました。それで、ちょっといろいろ入りました。実況をやりました。その後、ちょっともろもろあって、SEやってみようとしたり、満喫の店長をやったり、ダーツバーの店長をやったり、あとは鉄工業で働いてタンクを納めたりとかいろいろやって。
Facebookが入ってくるぐらいのときに、やっぱりゲーム屋をやろうと思って、ソーシャルゲームのディレクションで業界に戻り、もろもろご縁を頂いた方々にお仕事を頂きつつ、疲れたんで、やっぱり会社に所属しようとなり、会社もちょっといろいろ転々とさせていただき、いろいろ勉強させていただき、そして卒業し、そしてGOTTA2 CAFEへ。はい、つながった。

井上:きれいにまとまった(笑)。

柳川:ありがとうございます。

榎:本日は、GOTTA2 CAFE、柳川さんでした。

柳川:はい、ありがとうございました。

井上:まだ。まだ、まだ最初の(笑)

GOTTA2 CAFEがちょうど1周年になりました

榎:これがいわゆる表の経歴じゃないですけど、いろんなことをされていて、そして、GOTTA2 CAFEが何年前ですか。

柳川:GOTTA2 CAFEは、そうですね、8月でちょうど1周年になります。

榎:1年。

柳川:はい、ありがとうございます。

榎:1年ですよね。だけど、ボードゲームをつくって、もう、もはや10年ぐらい。その暗黒期間も入りますか。

柳川:暗黒期間も含めて。

榎:含めてですけど、30タイトルをつくろうと思うと、結構、前からやってるわけですから。

柳川:やってますね。

榎:いわゆるeスポーツの実況とかやってて、その後に満喫の店長をしたりとか、それをやりながらボードゲームをつくりたいなっていうきっかけがあったわけですよね。

柳川:そうですね。もともとゲームをつくるということ自体が、本当にライフワークとしてずっと取り組んでいて。本当そこだけですよね、シンプルに言ってしまうと。何人もで、チームで作業してデジタルってつくるじゃないですか。どこに携わってたとしても、これを俺がつくったって言いきるのって、なかなか難しいと思うんですよね。
でも、小説とか、こういう作家性の強いボードゲームみたいな小作品、もしくはアプリでもいいんですけど、小作品っていうのはつくった感があると思うんですよね。多分にエゴですけど。でも、そういう部分がやっぱりいとおしいというか。はい。

榎:さっきも聞きましたけど、ボードゲームもお一人じゃなくて、チームでつくられていると。

柳川:そうですね。基本的には、数タイトルを除いてゲームデザイン自体は僕が全部やりまして、あとは、チームの人にデザイン、いわゆるコーポレートのデザインですとかをちょっとやってもらってという形で、チームで二人三脚で一応やってはおります。

榎:そうすると、最初の暗黒時代からそうなんですか。

柳川:暗黒時代からそうですね。

榎:それ、恵まれてません? 普通、ボードゲームをつくりたいっていったら、大体、独りぼっちなんですよね。大体、友達いない僕みたいな人が、じゃあ、友達つくろうかっていうところで。

柳川:あーあ、なるほど。

島津:逆、逆(笑)

榎:最初から周りに、一緒にボードゲームつくろうぜっていう仲間がいたということですよね。

柳川:そうですね。そういう意味で言うと、もともとスタートがそういう、チームで何かつくろうぜからスタートしてるんで。なので、そういう意味で違和感はないですよね。ずっとそういう感じでやってるんで。

井上:友達がいて当たり前なんですって(笑)。

柳川:いや、やめろ。確かに、確かに、こういういい話、確かに、ちょっとね。待って、待って。そういうトークするの。ちひろちゃん、リア充の部分を掘るの。じゃあ、掘る?

榎:じゃあ、そうしましょう(笑)。

柳川:すげえ迷走ぶりを見せてますけど。というわけで、じゃあ、2つ目の項目に行きます(笑)。

榎:ゲストが進めていくっていう、新しいスタイルですね。

僕が友達を作れたのはマジック:ザ・ギャザリングのおかげ

(モノポリーがアナログゲームの原点)
takaratomy.co.jp

島津:打ち合わせにもあったように、昔、遊んだゲームの話がありましたよね。その辺、何か語りましょうか。

柳川:はい。アナログゲームでいうと、やっぱり「モノポリー」ばっかりやってましたね。家に「トラベルモノポリー」があって、それを事あるごとに引っ張り出して。意外とメンツが集まらないんですよね、マージャンと一緒で。

榎:一人「モノポリー」をするんですよね。

柳川:しますね。一人「モノポリー」はしますね。
何か、ちょっと駒愛でたりしたね。

榎:そうですね。

柳川:そう。ちょっと、これ、話、どうやって膨らまそう。

榎:神社の鐘なのか、「これは何なんだ、この形は」っていう。

柳川:ああ、わかる。わかる、意外とすごくどうでもいいけど、それわかるわ。

榎:これ、何? って。

柳川:金属のやつ。

榎:そう、そう。

柳川:すっげえわかる。今の「モノポリー」を買うと、ブロンズじゃないんですよ。ちょっと真ちゅう製みたいな感じで、ちょっと銀色なんですよ、今の。鉄っていうか、スチール材でできているんですけど、あれが良かったんですよね。わかります、わかります、ちょっとくすんだ感じのね。

島津:知らないから聞くんですけど、ゲーム中、何に使うための?

榎:自分の駒です。

島津:自分の駒なの?

榎:自分の駒を選ぶんですけど、全部、形がユニークなんですよ、車だったり、帽子みたいなやつだったり。

柳川:そう、そう、犬とか。

榎:意味がわかんない駒があって、これ、何? っていう。

柳川:何かアメリカのおまけみたいなものを最初に使ってたみたいな背景があるらしいんですけど、よくは知らないです。

榎:すみません、ありがとうございます。

柳川:いや、いや、全然。

島津:「モノポリー」が深掘りされていて、盛り上がっている。

榎:昔は、でも、そうですよ。「人生ゲーム」か「モノポリー」。「モノポリー」が珍しかったぐらいですよね。これ、「人生ゲーム」と違うのみたいな。

柳川:交渉とかがあって、良かったです。

榎:面白い、面白いって遊んでましたから。

柳川:でも、確かに。そういう意味で言うと、僕、友達ができたのは、「マジック:ザ・ギャザリング」のお陰かもしれないですね。もう、僕、基本的にコミュ障だったんで。ある日「マジック:ザ・ギャザリング」を遊んでいる隅っこのほうのよどんでいるところに、このデッキを持って走っていって、「僕も混ぜてよ」みたいなのが、スタートだったと言えばスタートだった気もしますね。

(オフゲの良いところは友達ができることだね)引用:mtg-jp.com

島津:コミュ障は、そんな飛び込み方しない(笑)

柳川:本当ですか(笑)

井上:コミュ障とは(笑)

柳川:もう、寂しさって、ある日耐えられなくなるじゃないですか。

島津:今、ぷつっと切れたみたいな。

柳川:そう、そう、そう。

島津:このままじゃ孤独死するみたいな、そういうタイミングがありますよね。

井上:早い、早い。孤独死を感じるのが早いですよ、それは(笑)。

榎:闇のオーラに取り囲まれたんですよね。

柳川:いや、取り込まれましたよ。

島津:闇の波動に目覚めた。

柳川:そう。ファミコンもそうだし、ゲームには節々ですごい助けられてきたなっていうのは、やっぱりある。

榎:ねえ、ありますね。

島津:そういうゲームにはまって、自分もつくりたいとなって。

柳川:なって。そうです、ありがとうございます。

榎:じゃあ、その「マジック:ザ・ギャザリング」を遊び始めて、それ、どちらかというとカード系じゃないですか、トレーディングカードゲームとか、そっち系は遊んでたと。

柳川:そっち系”も”ですね。でも、確かに、そういう意味では、古典と言われるようなボードゲームをその時代に遊んでいたかっていうと、そうでもなかったですね。あんまり周りにも入ってこなかったですしね。そういう意味では、TRPGのほうがよくやってたかもしれないですね。

島津:確かに。僕も、子どものとき田舎だったんで、ゲームが、売ってるところが、まずそもそもなかった。

柳川:ないですね。

島津:「ソード・ワールド」とかだったら、割と大きな本屋は置いてたんですけど。

柳川:ありました、ありました。

島津:学生だから、お金もないじゃないですか。「500円の本を買ったら、ゲームできんねや」みたいなところから、ずるずる沼に入っていったという経緯があります。売ってなかったんですよ、本当に。おもちゃ屋に。

柳川:めちゃめちゃわかります。売ってなかったですよ、本当。だから、友達の家に行けば「モノポリー」か「野球盤」か。

島津:「野球盤」ありましたね。

榎:「何、この消える魔球」みたいな、そっち系しかなかったんですよね。でも、そこからの。

柳川:そうですね。書店という意味で言うと、ゲームブックとかも。

島津:やってた、やってた。

榎:つくってたわ。

柳川:つくってました? でも、実を言うと、僕もつくってました。

島津:僕もつくりました。

榎:やっぱり、みんなつくっちゃった。

柳川:ありますね。

島津:青い背表紙を見ると、わくわくしてた。
(※編集部注:「青い背表紙」とは、かつて双葉社が「冒険ゲームブックシリーズ」として1986年〜1992年まで出版していた、ゲームブックのシリーズのことです)

柳川:ああ、わかりますよ。「ファイティング・ファンタジー」そう、そう。

榎:みんな友達に遊んでもらってね。

柳川:やりましたね。

榎:感想を聞いて。やっぱり、原点ってそこですかね。

柳川:いや、でも、あると思いますよ。

島津:子どものときにね、何らかの形でみんなつくってて、よくよく話を聞くと、子どものときって、やっぱりつくってるのが、そのままずっと来てる方が大きいですよね。

柳川:自由帳か何かに、「俺の考えた最強のゲーム」みたいなのをつくって。

島津:そう、そう。

榎:大体途中で破綻して、そのままお蔵入りして。

柳川:ああ、間違いないですね、間違いないです。ルールを考えているときが一番楽しいみたいな。ありますね。

榎:追加、追加して、ごちゃごちゃになって、もうわからんって。

柳川:実家へ帰って、大掃除のときに、ぎゃーとか。

榎:人に見せられないっていうやつですね。

柳川:やばいやつだって、気が付いたら夜になってるっていう、面白いやつ。意外とね。意外と読めるみたいなね。「あっ、ここ、惜しいな、俺」って。

井上:過去の自分と。

島津:過去の自分に、数十年前に戻ってアドバイスしたいみたいな、何か変な要望が出ますよね。

柳川:ありますね。

榎:それをリメイクして。

島津:リメイクして、出して(笑)。

榎:出したのが、こちらの「ひっくりガエル」。

柳川:ありがとうございます。

井上:多分、違うと思いますけど(笑)

島津:強引に戻したね(笑)

みんなボードゲームカフェやろうぜ!

(盛り上がりすぎて、残り時間がわずか!)

榎:でも、もう20分たちましたね。そろそろ締めですか。

柳川:そうですね。

榎:まだ何もしゃべってないですよね(笑)。これ、危険ですよね。

島津:取りあえず柳川さんのゲーム業界に関わる人生、カードをやられたり、ゲームをつくったり、大事な人生の中で、そこまでゲームにどっぷりはまろう、やっていこうというのは、結構高い志じゃないですけど、かなり先を見て、前を向いて歩かれてると思うんですけど、そんな話。ごめんなさい(笑)。

榎:答えが、もうない。出ましたね。

柳川:先を見るっていうよりかは条件反射で生きてるので、本当に、もう「神」という、Godというよりはpaper(紙)みたいな人生ですけど(笑)

榎:うまい!(笑)

柳川:いや、ありがとうございます。でも、本当に。

島津:面白い(笑)

柳川:せめて燃えるゴミでありたい。火が付くぐらいではありたい。

榎:燃えていきたい。

柳川:燃えていきたい。

島津:人生も、燃えていきたいですからね。

柳川:本当ですよ。えっ、もう、これで着地?

井上:なぜか、こんなしんみり(笑)。

島津:どこに着地するのみたいな。

榎:二つの構造になっていて、ボードゲームをつくるというほうと、ボードゲームカフェ、二つあるじゃないですか。今度、ボードゲームカフェのほうもちょっとお聞きしていきたいと。そもそも、なぜ去年、1年前にボードゲームカフェをつくったかっていうところですね。

柳川:もともと、もう、アナログゲーム自体はずっとつくり続けていて、できればそういうところを軸にしてご飯が食べていければなと考えたときに、やはりゲームをいきなりつくって、在庫を抱えて、販売してっていうのは、ちょっと体力的にも厳しいものがありましたし。
また、長期間ゲームに携わっていくことを考えると、やはりある程度安定した収入が得られる手段、そして、今のボードゲームの状況を少しでもいい方向に転がすっていう意味において、カフェという、遊ぶ場所をつくるっていうのは非常にありなんじゃないのと。
ありていに言うと、ボードゲームカフェはこれから流行るんじゃないのみたいな(笑)。ノリですよね。今、いい話だと思いました(笑)。

榎:オチはどこかな(笑)

柳川:ちょっと期待されてるなと思っちゃって。はい。いや、いや、でも、本当そんなですよ。つくるの裏には遊ぶがあると思うんですけれども、遊ぶの部分だけはどうしてもどうしようもないんですよ。人が集まらない、場所がない。結局、公民館を借りるっていったら、人を呼ばなきゃいけないみたいなのがあって。自分で、もしカフェみたいな場所があったら楽しいだろうなと思ってというのがありましたね。
あとは、カフェをつくる前の段階からGOTTA2のゲーム会自体をずっとやっていて、それの発展系みたいなイメージもありますね。自社のゲームで遊びたい。

榎:なるほど。やっぱり自分でつくってるゲームがあるとないとで、前回のゲストの白坂さんもそういった集まる場所をつくりたいっていうことで、ボードゲームカフェをとおっしゃっていましたけども、ちょっと立ち位置が違う気がするんですよ。例えば、自分でつくったゲームの反応を見る場所にもなってるわけじゃないですか。

柳川:おっしゃるとおりです。はい。

榎:例えばもしかしたら、わからないですけど、テスト版とかを常連のお客さんに、「ちょっと、テストプレイして」とか。

柳川:あります。あります、あります。

榎:向こうから、お金を払って来てくれるわけですからね(笑)。

島津:来たよ。最後のセリフ(笑)

榎:いいじゃないですか。こっちはお金をもらってテストプレイしてもらって、反応を聞いて、ゲームをつくって、ゲームを売って、儲かって。

柳川:はい。問題は、8割、9割まで合ってるんですけど、儲かっている部分だけがちょっと(笑)。

榎:いや、いや。

柳川:いや、いや、まあ、まあ。でも、表向きは、ちゃんと儲かりますよって言っておきます(笑)。みんな、ボードゲームカフェやろうぜ(笑)。

島津:君もオープンしないか!

柳川:オープンしないか!

榎:やばいな、この二人(笑)。

柳川:まだまだ、ボードゲームカフェは出店の余地はありますよね。

島津:まだまだ、あります。まだまだ、ツイートを見ていればわかるように、どの時間も「満席です」「満席です」と、どこも流してるじゃないですか。

榎:つまり、みんなボードゲームで遊びたいけど、場所がないっていう。

柳川:いや、そうなんです。

井上:増やしていかなければと。

柳川:おっしゃるとおりです。だから、ベローチェぐらい増えてもいいんじゃないかなぐらいの。言い過ぎですけど、でも、本当そう思ってますよ、僕は。

島津:駅前にカフェを、二つ、三つ並べて、ドトールがあって、何々があってぐらいのノリでね。

柳川:そう。JELLY JELLY CAFEがあるぐらいで。

榎:JELLY JELLY CAFE、GOTTA 2CAFEじゃないんですか。

柳川:ああ、そうか、そうか。GOTTA2 CAFEがあるぐらいの。

島津:GOTTA2 CAFE2号店が隣にあり、3号店が。

柳川:リトルケイブがあり。

島津:あり、道路の向こう側に何々がありみたいな。

榎:大丈夫なんですか、そんな近接して。

井上:密集して大丈夫ですか。

柳川:いける、いける。だって、スナックビルって、スナック、スナック、スナック、スナックですよ。

榎:確かに。本当だ。

島津:あれと同じなんですね。

柳川:だから、JELLY JELLY CAFE、JELLY JELLY CAFE、リトルケイブ、GOTTA2でいいんですよ。

榎:JELLY JELLY CAFEが。

井上:多いな。

柳川:いや、しょうがないんです、おしゃれなんでしょうがないです(笑)。

島津:おしゃれですかね。

柳川:オシャンなんで、しょうがないんです。

榎:じゃあ、しょうがない(笑)。

柳川:頑張ってください(笑)。

榎:何に、誰に?

柳川:もう、誰と言わず。

島津:みんなで業界を盛り上げていこうって。

柳川:本当に、盛り上げていきましょう。

榎:でも、そうやってボドゲカフェをつくりたいっていう方も、多分いっぱいいると思うんですよ。今みたいに、昔と比べてボードゲームを遊んでる人口って増えてますから、手持ちのボードゲームがどんどん増えて、収納する場所がなくて、遊ぶ人とのスペースも欲しいなっていったときに、ボドゲカフェをたやすく、「じゃあ、ボドゲカフェつくろう」って言ったら、絶対、失敗する道が見えてるじゃないですか。

柳川:いや、そんなことないですよ。

榎:あら?

柳川:いや、もう、結局、どれだけお金をかけて、どういうふうにつくって、どれぐらい集客できるかっていうところをミニマムに捉えるのか、どんどん拡大していく方向で捉えるのかで、構え方が違うだけで、例えば本当にどこでもいいんで、アパートの一室みたいなのを借りて、そうしたら月6万円ぐらいで10人ぐらい入れるけどみたいな話だったら、もう別に自分の持ってるボードゲームの倉庫ぐらいの気持ちでいいじゃないですか。
それで、もう、ちょっとクーラーを入れて、缶コーラか何かずっと置いておくだけみたいな。それでもいいんですよ、例えば。

島津:そうか、児玉さん(※編集部注・児玉健さん)がそういう始め方されてましたね。低額の個室でやられてましたね。あれと同じですよね。

井上:ちひろさんもやればいいんじゃないんですか(笑)。

榎:自分家で?

島津:榎カフェを。

井上:榎カフェ。

柳川:結構、意外とできます。

榎:本当ですか。

最後に、ひっくりガエル8月9日に販売開始!

(ひっくりガエル、要チェックや!)

島津:ということで、そろそろね。

柳川:すごい。すみません、本当、もう。

島津:まとめとしては、「ボドゲカフェを盛り上げていこうぜ、俺たちと」みたいな。

柳川:いや。

島津:ムスビヨリか、GOTTA2か、JELLY JELLY CAFEさんへ行こう。

柳川:はい(笑)。どっか行けば、大体教えてくれると思います。あとは、リトルケイブさんも。

井上:他の所も宣伝していくスタイル。

島津:宣伝していくスタイルです。

榎:ボードゲームカフェのオーナーたちの、ボードゲームカフェサミットというのが行われて、結構、皆さん横の情報の連携というか、シェアされてますもんね。

柳川:そうですね。基本的に皆さん仲良しなので、本当に増えてほしいし、これからどんどん広がっていってほしいですね。ボードゲームを知らない人に伝わって、初めてボードゲームのパイというか、業界っていう言い方をするとあれだけど、ボードゲームの世界が広がっていくので、これからも知らない人にどんどんこの面白さを伝えていければなと思います。

島津:ありがとうございます。

柳川:いえ、いえ。

榎:そのためには、ボードゲームカフェという一つのスペースがあって、ボードゲームが好きな人が、全く遊んだことない友達を連れてね、ボードゲームカフェがあって。

柳川:そうです、そうです。

榎:そこに面白い店長が、面白いインストをしてくれるわけじゃないですか。

柳川:はい。

榎:「初めてなんですけど、何か面白いゲームありますか」って言ったら、「ありますよ」みたいなことを。

柳川:そういう話です。

榎:「わあ、面白い」みたいな、「これ、誰つくったと思います?」みたいな(笑)。

柳川:そっちに寄せちゃう。でも、これで面白いのは、「ひっくりガエル」だけオカベニアス(※編集部注:ゴッタニのチームメンバー)がつくってるんですね。そうなんですよ。

榎:じゃあ、これは、もう。

柳川:これだけゲームデザインが僕じゃないんです。

榎:ひっくり返しちゃいましょう(笑)。

柳川:でも、せっかくここで話が「ひっくりガエル」に引っ掛かったんで、いいですか、告知して。

井上:はい。

柳川:はい、ありがとうございます。任天堂の「Switch」のダウンロードコンテンツで、「ひっくりガエル」、8月9日に販売開始されてます。多分、これで放映される頃には、もう発売開始されていると思います。基本的に、どちらの国でも購入できるようになっていて、英語、日本語、両対応。今年のゲームショーでも出展しますし、また、今年のドイツのほうにもこれを持っていこうと思ってますので、もし見かけたらぜひ遊んでみてください。
非常に味のある、正体隠匿系の不思議陣取りゲームですので。まず、かわいいです。

榎:かわいいですよね、絵が。

柳川:ルールも非常にわかりやすいんで、もし気になったら、ぜひ、GOTTA2 CAFEまで遊びに来ていただければと思います。

(かわいいイラストなひっくりガエル、GOTTA2 CAFEへゴー)

榎:それでまとめるんですもんね。

柳川:はい、そうですね。

榎:はい、わかりました。

島津:ありがとうございます。

井上:ありがとうございます。

榎:はい、本当に、25分前に告知した「ひっくりガエル」を、今、もう1回、告知しました。

井上:大事なことですからね。

榎:大事なことですから、2回告知しますね。

柳川:ありがとうございます。

島津:そんな感じで締めますかね。

井上:はい。

榎:言い残したことは、大丈夫ですか。

井上:ちひろさん、聞き逃したことは。

榎:もう、あと1時間ぐらい聞きたいことがあるんですけど。

井上:そうですね。

柳川:もう、大体そうですよね。逆の意味で、はい。

榎:そうですね。

井上:もう、言えないこともいっぱいありますから。

榎:そうなんですよね。言えないことは、ぜひ、カフェに行って。

井上:直接、教えてくださいと(笑)。

柳川:みんな、カフェをつくったり、ゲームをつくったりしようぜ。イエーイ。

島津:はい、ムスビヨリも来てね。

柳川:ムスビヨリ、最高だぜ! イエーイ!(笑)

島津:GOTTA2最高だぜ!(笑)

柳川:ありがとうございます。

井上:宣伝合戦がすごい(笑)。

榎:表面上の仲良しみたいなね。

島津:実際、仲が悪いみたいな(笑)

井上:やだ、やだ(笑)

柳川:意外と最近、本当にこうしながら悪い話ができるぐらい、普通に仲がいいんで(笑)。

榎:怖い、怖い。ということで、今回は、GOTTA2 CAFEオーナーの柳川さんでございました。

柳川:ありがとうございます。

島津:今日は、本当にありがとうございました。

榎:はい。

柳川:締めの何か、こういうのがないので、最後は。そうしましたら、GOTTA2 CAFE、オーナーの柳川でした。それでは、タイトルコールとか入れなくて?

榎:入れないですね。

柳川:入れない。そうしたら、今日は、この辺で。

榎:ありがとうございました。

柳川:ありがとうございました。

井上:ゲストが締めた(笑)。

柳川:はい。ありがとうございました。

インタビュー情報

島津岳弘:
創作集団タルヲシル株式会社代表。「タルオシルゲームズ」ブランドでボードゲームの制作と、ボードゲームカフェの運営を行っている。
12年間飲食業を渡り歩きながら漫画家を目指していたが芽が出ず、webデザイナーを経て創作集団タルヲシル株式会社を創立する。
サービス業を極めて得た経験から、「常にもう一歩進んだサービスで120%を納品する」がモットー。
2017年12月、ボードゲーム「キズナと螢の物語」をリリース。3月に朗読劇の公演、7月にスマートフォンアプリCOMICOでのマンガ連載、8月に中国語版のリリースなど、広がりを見せるタイトルとなっている。
http://talosil.com

榎ちひろ:
ゲームデザイナー、役者。
1992年から演劇活動を開始。福井工業高等専門学校を卒業と同時に大阪に移動し、野外劇やアングラ劇、プロアマ問わず多数の劇団の公演を観劇し視野を広げる。
1997年には福井に戻り、劇団を設立。旗揚げ公演では400人を動員。以後公演毎に新しいファンを増やし、精力的に公演を行う。
また同年からイベントMC、テレビCMナレーション、テレビCM出演。
テレビ番組でもレギュラー番組を持ち、出演番組は500本以上、テレビCMナレーションに関しては1000本以上経験している。
2018年3月、ボードゲームを原作とした朗読劇「朗読劇キズナと螢の物語」では主役の禰宜田正義役を演じた。
https://enokichihiro.themedia.jp/

撮影場所:
「ボードゲームカフェ ムスビヨリ」
上野駅入谷口から徒歩1分!
和風まったり隠れ家系のボードゲームカフェです。
創作集団タルヲシル株式会社が運営しています。
http://musubiyori.cafe

東京都台東区上野7-7-5 東欧ビル5F

株式会社ゴッタニ
HP(http://gotta2.jp/

ボードゲームカフェ「GOTTA2 CAFE」
HP(https://cafe.gotta2.jp/

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