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2016-08-18 17:30:34

【LOL運営者にインタビュー 後編】友達の作り方と今後のLOLについて聞いみた

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前編、「【LOL運営者にインタビュー 前編】超初心者が上達方法を聞いてみた【Lv30お断り】」に続く後編です。

後編では友達の作り方から、今後日本でどうLOLを育てていきたいかというライアットゲームズの展望を聞いみました。

 

http://www.freegameclub.jp/lol-interview-1/
▲前編はこちらです。

 

友達いなさすぎていつも1人で遊んでいる問題

 

友達に教わるといってもその友達がいない人はどうすれば良いのでしょうか? ゲーム内で友達を作ることはできるのでしょうか?

 

− 周りにLOLを一緒にプレイしてくれる友達がいない人は、どうやってLOL友を作ればいいんですか?

私がプレイヤーとしてLOLをプレイしていた頃の増やし方ですと、北米の場合はこいつ強いなと思ったらとりあえずフレンドを送る文化があるんですよ。「おまえつえーな、一緒にやろうぜ!」というノリが、他のゲームのジャンルでも昔からありました。野良で遊んでいるプレイヤー同士のシンパシーがあるので、それで増えたのが多かったと思います。その中にたまたま日本人がいたというケースもありましたし、向こうも気が良いんで、一緒にプレイしたりしましたね。


− では、日本サーバーでもどんどん話しかけた方が良いですか?

そうですね、日本サーバーでも試合が終わったらリザルト画面(※12)でチャットができるので、ここで挨拶をするのが一番良い。気兼ねなくコミニケーションをとって、「あそこ良かったよね」と、お互いに健闘をたたえ合って友達になれたらそれがベストですね。MMOみたいに長時間一緒にプレイするゲームではなく、40〜50分で試合が終わるので一緒にプレイする垣根は相当低いと思うんですよ。
リザルト画面でグッドゲームとたたえて、フレンド申請をポンと送るだけでも良いですし、まずは気軽な気持ちで声をかけて友達を作っていけば良いんです。
一緒に遊んでみたら実は合わなかったと思ったら、友達解消すればいいだけですからね。

(※12) 試合後の成績画面。


− 先ほど、友達に聞くのが良いとありましたが、LOLを教えてくれる友達はどう作ればいいですか?

初心者に教えてあげようと思ってあえてAI戦にきてくれる上手い人がいるので、その人達に試合が終わった後に「うまいですね!」と声をかけるしかないですね。
そういう人って意外と多くて、Lv30になってランク戦で心が折れるとAI戦をやって癒やそうかなというケースがあるんですよ。みんなはじめは初心者だったので、気持ちをわかってくれる心根が優しい方も多く、ちゃんと教えてくれたりします。そういったお兄ちゃん的な人たちに、「もうちょっと一緒にプレイしてもらっていいですか?」と教えてもらうのが一番早いですね。
そして自分も上手くなったら教えに行くというサイクルができたら、こちらとしても嬉しいです。

160616-0004▲試合後に「gg」と書き込んだだけで友だち申請がくる優しい世界。

 

ライアットゲームズは世界一プレイヤーを大事にするらしいけどホント?

− ライアットゲームズは会社の儲けよりも、プレイヤーの満足度を優先すると聞きましたがなぜですか?

ライアットゲームズは、本国のアメリカで投資関係で働いていた2人の人間によって設立しました。彼らはゲームが好きでしょうがなく、いかに自分たちを満足させ、一緒に遊んでくれる人たちが楽しんでくれるか、という理念から生まれたのがLOLです。そのため彼らはゲームで儲けようとはあまり考えていなかったんです。


− 遊んでくれる人をユーザーと呼ばないと聞きましたがどうしてですか?

一緒に遊んで楽しめるものを作りたいという理念からはじまっているので、ゲームを遊んでくれる人たちの事を我々はプレイヤーと呼びます。ユーザー、カスタマー、お客様とは絶対に呼びません。彼らは我々が運営としてサービスしている、LOLをプレイヤーとして回しているサイド、つまり両輪なんです。運営と遊ぶ人たちって、どちらかがかけても成り立たないんです。
例えば運営は、サッカーで言うところの協会側の人間です。ただ協会があっても選手がいないと意味が無いですよね。運営とプレイヤーは同じ並列の立場なんです。そのため我々は彼らを大切にして満足できる部分を上げていきましょう。というポリシーを持っています。


− プレイヤーさんの満足度を上げるというのは、どんな事をしているんですか?

どうやって彼らの満足度を上げていくのかというのは、多々あると思うんです。例えば、コミュニティの部分で、我々はファンアートやコスプレイヤーさんたちのサポートをキッチリしていく。彼らが作ったものを世界的にだして多くの人に見てもらえる場を提供したりですとか、ゲーム外の部分でも満足していただけるように心がけています。


− 課金部分が優しいというのもそこに繋がるわけですか。

課金の部分でも世界中で試合をしているものですから、スポーツと同じで道具の良し悪しで勝敗が決まるようなことは絶対あってはならないんです。そこは腕、技術であったりだとか、費やした時間など、習熟度で差がでなかったらフェアネスって崩れるじゃないですか。
我々はフェアであることを重要視します。課金をしている人と無課金の人がフェアでなくなってしまったらスポーツでもなんでもないんですし、試合にもなりません。Pay to Winという課金したら勝てるという概念は全てなくして、無課金であろうとどんな状況の人たちでも勝つこともできるし、試合をすることもできる。そんな状況を作っています。


− 課金したからといって強くなるわけじゃないですもんね。

はい、我々が課金で販売しているものってチャンピオンの他には、スキンであるとか、直接能力に影響するようなものは販売していません。
ルーンはIPでのみ販売しているので、そこはゲームをプレイした特典ですね。MMORPGでいうところのレベルではないですが、プレイすればするほど強くできるという部分をルーンにもたせています。あくまでも課金によって勝敗が決まることは絶対ないですし、これからも取り入れるつもりはありません。

 

今後、LOLは日本でどう育っていくのか

− 今後、日本でどう育っていって欲しいですか?

いま我々はコアプレイヤーさん、コアゲーマーさんと呼ばれる人たちにフォーカスして、いろいろな行動を起こしています。どうしてもゲームの性質上難易度が高いですし、ゲーマーさんじゃないと長続きしない。特にPCであるというところで、日本市場では敷居が高いと思います。なので、3月からサービスを開始してターゲットとしていたコアゲーマーさんを中心として様々なことを進めています。
ただ、日本サーバー開設に伴いライトゲーマーさんも多く遊んでいただいており、そういった人たちも我々にとって大切なプレイヤーさんなので、彼らが満足するもの、十分に遊びたいという環境をつくることは凄く大切だと思っています。


− 経験値が半分になったのは僕含めライトゲーマーさんには嬉しいですね。

はい、ライトゲーマーさんにも親しんでいただけるよう経験値を半分にしました。
我々としてもいろいろな楽しみ方があると思っています。その対象がコアゲーマーさんなのかライトゲーマーさんなのかは問いません。我々が今年からリーグ運営をしているLJL(※14)というプロリーグがあるんですが、これはスポーツ観戦に近い、見る楽しみがあるんです。遊ぶ楽しみ以外でも見る楽しみがある。エンターテイメントとしての楽しみを、コアゲーマーさん、ライトゲーマーさん問わず見せていきたいと思っています。

(※14) ライアットゲームズが運営をしている日本公式のプロリーグ「League of Legends Japan League」の略称


− LJLはライトゲーマーさん向けでもあるんですね。

やはりゲームって腕がないと勝てないですし難しいですが、見る分には腕は必要ありません。日本の場合だと特に生主的な、配信者、配信文化がすごく強いのでLJLでの配信を観て楽しんでいただくこともできますし、LOLの配信はいろいろな人がやっているのでそれを観て楽しむこともできます。ライトゲーマーさんたちにも見る文化を楽しんでほしいなと思っています。これからはコアゲーマーさんに訴求するような内容だけでなく、初心者の方でも十分に楽しめる部分をどんどん広げていきたいと思っています。それと同時にエンターテイメントを見る文化も育っていって欲しいですね。

 

LJLって

− LJLとはなんですか?

LJLは我々が運営をしている日本公式のプロリーグ「League of Legends Japan League」の略称、日本最高峰のプロプレイヤーさんたちが日本の頂点、ないしは世界のトップを目指して熱い戦いを繰り広げています。
4月10日にスプリングスプリットファイナルという春リーグの決勝を国立代々木競技場で行った際には、多くの方にご来場していただき大盛況でした。その夏リーグが5月25日から水、金、土と週3日、それを10週間続けます。そしてその決勝が8月7日にあるので是非見ていただければと思います。

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▲LJLの公式サイトや、OPENREC.tv(オープンレック)や、Twitch(ツイッチ)で試合を見ることができる。

 

− 代々木の決勝戦は大盛況と聞きましたが多くの人が来場されたんですか?

会場は国立代々木競技場をお借りして、どうしてもステージの作り上、半分くらいは角度的に使えないので、使える席は全部使ってアリーナ席、スタンド席で限界までいれて2,000人くらいの座席数でしたが全て埋まりました。
チケットは即売り切れ、追加販売も3分で売り切れました。スタンド席の方が若干残っていたのも試合前には、当日のイベントの前には全て売り切れてしまいましたね。

Cfw0lcmUEAEF2iD▲代々木競技場は大興奮。
出典:twitter.com

 

最後に運営者さんのひとこと

− 最後にプレイヤーさんにひとことお願いします。

気になっていてまだ遊んでいない方っていうのは多くいらっしゃると思うんですね。是非触ってみてください。

話題になっている、友達が言っていた、始めるきっかけは色々あると思います。その時は是非話題にしていた友達と一緒に楽しんで欲しい。5対5で対戦するゲームなので周りの友達を誘ったりとか、遊べる友達を探したりして、プレイして貰えると嬉しいなと思っています。

それだけではなく、世界大会もありますので、興味があれば是非観ていただきたいんですね。盛り上がり方がハンパじゃないです。皆さんが想像している何十倍もの規模で世界大会は開催されています。何万人も入れる会場を借りて、ほぼフルで人が入っている状況で、全世界で何千万人の人たちが観ているその興奮を是非味わって下さい。

そして、これから始める人たちが日本のトッププロになるかも知れないですよね。腕次第で勝てるゲームであるということは、誰しもが日本のトップになって、プロとして活躍できるチャンスがあるということです。今日はじめて1年後にはプロリーグに参加していて、それで生活をしていける可能性は多くの人たちにありますし、実際1年でそこまでいった人もいます。是非、そういうところも目指して、楽しんでもらえるとありがたいなと思いますね。

 

インタビューを終えて

約2時間、文字数にしたら20,000文字を超えるインタビューにお付きたいいただき、熱く語ってくれた運営担当者さんに感謝をするとともに、それでもなおゲームについて聞きたいことが溢れてくるこの奥の深さがLOLの魅力なのだろう。

世界一のプレイヤー数を誇るゲームは、やはりそれだけの理由がある。そう感じるインタビューだった。

苦戦する部分もあるが、面白いことは間違いないゲームなので是非興味がある方はプレイしてみてほしい。
心からそう思えるゲームだ。

 

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