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Vintage Carbon

舞台は1920年代。庶民には手の届かなかった自動車の窃盗ゲーム

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クラシックカーを盗み出せ!

Vintage Carbon米国における1920年代の世相を「ジャズエイジ」と呼ぶ。ジャズが全米で流行し、あらゆる種類のエンターテインメントが著しく発達した時代だ。小生は60年代のカウンターカルチャーがきっかけで米国かぶれ親米になり、映画・音楽等で時代を遡っていった。その終着点が20年代。というのも、映画でも音楽でも、それ以前のものは皆無に等しいからだ。

エンタメだけでなく生活様式も大きく変化した。大衆車が登場したのもこの時代である。「大衆車」とはいえ、庶民には高嶺の花。よほどの金持ちでもない限り、車を所有する手段としては、盗む以外になかった。

「Vintage Carbon」は、そんなゲームである。時代設定は1925年。車マニアの泥棒がガレージに忍び込み、目をつけた車を盗み出すというゲームだ。盗むべき車は3種類ある。いずれも、当然ながら20年代様式で、本当に欲しくなる。

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ラジコン操作が得意な人は有利(と思う)

Vintage Carbonまずは車を3種類の中から選ぼう。種類によってガレージの構造も異なり、それぞれ「マハラジャのガレージ」「ロイヤル・イングリッシュ・ガレージ」「ペルシャン・ガレージ」と名付けられている。

ルールは簡単。お目当ての車を、出口まで運転するだけだ。ただし、ガレージ内には様々な障害物があるので注意。壁、柱、他の車、放置されたホイール等にぶつけると、即座に警報が作動し、御用となる。ちなみに水を飲んでいるゾウもいる(笑)(下の画像)。もちろん、ぶつけたらアウトだ。

操作するのは矢印キー、スペースキー、そしてマウス。シンプルなラジコンと同じで、前進なら「上」キー、後進なら「下」キー。左右どちらかに進みたいのなら、前進もしくは後進しながら「左」もしくは「右」のキーも押す。そしてスペースキーを押すと、ブレーキがかかる。

ガレージ内には狭い箇所も多い。車を何度も切り返しながら盗むことになるが、時間制限があるので、もたもたしている暇はない。そして驚くことに、バッテリー電圧やガソリン残量のゲージもある。

バッテリー電圧が下がると、画面が暗くなる(左上の画像)。この場合はスペースキーを連打すると、元に戻る。ガソリンが空になったら、給油マークにカーソルを合わせて何度もクリックすると補充される。

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ビジュアルデザインは秀逸。ただ、激ムズ

Vintage Carbon第一印象としては、とにかく難しい。

プレーヤーの視点は、ガレージの上空。北を向いた車を右折させる場合は矢印キーの「上」「右」を押すので簡単だが、南向きの車を右折させたい場合は、当然「上」と「」キーを押すことになる。冷静になれば何てことないはずだが、時間制限があるので、結構焦って間違えてしまうのだ。ラジコン操作が得意だった人は、きっとこのゲームも得意だろう。

そして、もう一つの焦り要素が、バッテリー電圧とガソリン残量(右上の画像はそのゲージ)。ゲームとして非常によくできているな、と思う反面、電圧低下やガソリン切れがかなり頻繁に起こる。実際、当時の車はどうだったのだろう。安定したバッテリーを積み、抜群の燃費を誇る、日本の第3のエコカーは本当にすごいと思う。実際に欲しいのはアメ車だけど。

これまで小生がやってきたゲームの中で、このゲームのビジュアルは秀逸。車だけでなく、随所にクラシックな雰囲気が出ていて、ちょっとワクワクする。

そんな感じで楽しい要素もいくつかあるのだが、いかんせん難し過ぎる。小生の場合、いずれの車種でも3ステージ目をクリアすることができていない。過去10年間で3台を壁や柱で傷付け、1台をお釈迦にし、縦列駐車で背後の車を1台壊したという、実際の運転スキルではこれ以上無理なのだろうか・・・。

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