「艦これ」こと、艦隊これくしょんってどんなゲーム?

女の子の姿をした軍艦が戦うらしいゲーム、艦これって一体どんなゲームなんでしょう?そのあたりを少し掘り下げてご紹介します。

 
kancolle

艦これはシミュレーションウォーゲーム

艦これこと、艦隊これくしょんはKADOKAWAとDMMが提供するシミュレーションウォーゲームです。

登場する軍艦がすべてかわいらしい女の子の姿で擬人化されているところから、どこかナンパなイメージがつきまといますが、中身はとてもまじめに作り込まれたシステムになっていて難易度もそれなりに高く、シミュレーションウォーゲームとしての質の高さもある程度の評価を得ているようです。

今までに登録されたID数も300万を超え、そのうちでもまだゲームを続けている人の割合のかなり高い、ユーザー数ではモンスター級のゲームとなっています。

ブラウザゲームのひとつ

艦これもブラウザゲームの一種です。Adobe FLASHの動くブラウザ上で動作する、ネットワークゲームの一つでもあります。

かつてのブラウザゲームというと、空き時間を見て片手間にちょろっと手を入れてやれば勝手にゲームが進行してくれる、なんてイメージがありますが、そういったゲームと艦これは対極と言っていい位置にあります。

本格的に取り組まないと攻略の進まないゲームで、このタイトルをメインにしてガンガンやりこめるようなタイプのゲームに仕上がっています。このため、きちんと「戦果」を上げてゲームを進めていくためには、毎日ある程度の時間じっくりと艦これに取り組まないといけません。

登場する軍艦はRPG的に経験値を稼いで成長する要素を持っていますから、艦の育成だけでもかなりのやり込みが出来ます。

また、登場する軍艦の種類も非常に多く、中には恐ろしくレアリティの高い艦もありますので、艦隊「これくしょん」の名の通り、軍艦を集めること自体もゲームのやりこみ要素の一つとなっています。

ゲームのジャンルは作戦級(?)シミュレーションウォーゲーム

艦これはシミュレーションウォーゲームの中でも、戦場全体を見たり戦っている国同士を見たりするような視野の極端に広いゲームではありません。一つ一つの戦闘(海戦)をプレイヤーの指示で戦っていくタイプのゲームになっています。

このため擬人化してキャラを立てた艦が、ゲームに埋没してしまうことはなくなっています。

出撃する海域を選んで出す艦隊の構成を決めたら、あとは基本自動で戦闘が進みます。戦闘の中心部分にプレイヤーが絡むことは出来ません。

別名「兵站運用」ゲーム

艦隊これくしょんは先の大戦をモチーフの一つとしています。登場する軍艦は基本すべて当時の日本海軍の軍艦の名前を使っています。

この基本設定があるせいか、艦これは艦隊を運営するために必要な資源の配分がとても渋い作りのゲームになっています。このため、いかに資源の消費を抑えて効率よく戦果を上げるかが、ゲームのカギの一つになります。

資源を集めるための「遠征」や「任務(クエスト)」などが非常に重要なゲームになっていて、これらを動かすことをサボると簡単に資源が尽きて身動きが取れなくなるシビアさがあります。

このため、艦これは別名「兵站運用ゲーム」なんて呼ばれることもあります。

忘れちゃいけない萌え要素

船は英語圏では女性扱いで、日本でも「船魂」は女性とされていると思います。こういった関わりがあるのかないのか、艦これに登場する軍艦はすべてかわいい女の子の姿で擬人化されていて、ゲーム内では「艦娘(かんむす)」と呼ばれます。

この部分は艦これのゲームとしてのキモの一つですが、逆に艦これを嫌う理由にもなる諸刃の剣的な要素です。

ゲームのシステム面では極めてシビアで、轟沈させた艦は完全にロストするなど厳しい部分は厳しいゲームですが、そういった部分とも萌え的な要素を上手く絡ませた感触があります。

艦のキャラクターをある程度立てた形になっていますので、お気に入りの艦娘を見つけてそこにプレイヤーの思い入れを重ねられるとゲームへの集中度も全然変わってくると思います。

艦娘が気に入れば艦これへの思い入れも強くなるでしょうし、ここが受け入れられなければ艦これを続けるのはちょっと辛いかもしれません。擬人化要素が、艦これを続けられるかどうかの分かれ道の一つになっています。

ゲーム最強の存在は「乱数」

このタイプのゲームはどんなタイトルも最終的には一緒なのかもしれません。艦これもゲーム最強の存在は「乱数」です。

最終的な戦闘・作戦の成否は乱数が多くを握っています。また艦これの乱数は敢えてそうした作りにしているのだと思いますが、偏り具合がかなりきつくなっている感触があります。

戦闘シーンでは人間がほとんど介入できないこともありますし、ゲームが進行していくと難易度がそれなりに高くなっていくこともあり、難易度の高い海域に行くとある程度の我慢がプレイヤー側に求められるようになります。

プレイを始める前には、そういった要素もあるゲームであることも頭の片隅に置いておく方がいいかもしれません。

たくさんのやりこみ要素で長く楽しめるゲーム

シビアな部分もある程度あるゲームですが、艦これはやりこみ要素が非常に多く、従来のイメージのブラウザゲームの枠を飛び越えた良く作り込まれたゲームになっています。

基本無料で遊べますし、すべての要素を課金しなくても楽しめるように作られている素敵なゲームでもあります。さらに課金してのガチャも存在しません。

ブラウザゲームやシミュレーションウォーゲームの初めてのタイトルとして、最適なものの一つかもしれません。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です